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ちまたの失恋談義で、
「失恋直後やってはいけないこと」の筆頭が、
焦って次の異性を求めないこと。
直後に、てっとりばやく次の恋人を確保しようとしたり、
好きでもない人と寝たりしようものなら、
元カレ・元カノとついついくらべてしまい、
結局自には、元カレ・元カノ以上の人などいない
と思い知らされ、
喪失感がより強くなり、悲しみは大きくなり、
立ち直るのが遅れるそうだ。
これは新幹線に乗ろうとして失敗した例ではないだろうか。
たとえば7年つきあって失った恋人なら、
7年かけて育ったものがある。
7年間、ちょっとづつ距離を測りながら、
ぶつかったり、失敗したりしながら、
互いに理解し、あんばいがよくなっていった絆がある。
そんな「7年もの」の恋人などどこにもいない。
新作ジーンズ売り場で、
ビンテージを探すようなものだ。
速く進もうとすればするほど失望は大きくなる。
大事なのは、
7年かけて育ち、失ったものを、
今一気に埋めてくれるものを探すことではない。
そんなもの、いま、どこにもない。
大事なのは、「次の7年につながる出逢い」を、
見過ごさないことだ。
いまはささやかで、見過ごすような、
人、あるいは、ものごとでも、
7年後には、失った人に匹敵するくらい大事で、
自分の世界の一角をなすような、
人・モノ・事と、
もしかしたら「いま」出逢っているかもしれない。
喪失感に自分を閉ざして、
「次の7年」との出逢いを、見過ごしつづけるのは、
あまりにももったいない。
ささやかなものでも、
「次の7年の種」かもしれない、と大事に思い、
おろそかにせず、
7年かけて育てていくくらいのスピード感で見て、
コツコツ進んでいきたい。
せいいっぱい愛し、
せいいっぱい生きた、
結果、自分の限界として失恋した。
ということは、自分はいま、
自分という枠組みの限界まできた。
1、2、3、4、5、6、7、8、9
と努力して、その結果自分の壁に
ぶち当たることができて、痛みを得ている。
次進んだら、
壁の外かもしれない。
失恋した人間は、
居場所を追われ、
進む道しか許されてない。
だから痛んでいても清清しい。
自分には次やることがある。
必ずある!
"